『社員やお客さまを愛し、地球や社会を愛し、働くことを愛する』精神の実践
和光会グループ 理事長 山田 豪(医師)
1925年の創業以来、地域に貢献すべく、さまざまな取り組みを進めて参りました。
2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、
和光会グループが「みんなを笑顔に。」の理念のもとに取り組んできた諸課題と重なり合うものです。
私たちは、これまでの取り組みをSDGsのフレームを通して整理し、
2030年のゴールを目指して地域とともに持続可能な笑顔あふれる未来社会の実現に貢献したいとの思いから、コミットメントを宣言いたしました。
2020年3月
和光会グループ理事長 山田 豪
SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている国際目標です。
2016年から2030年までの15年間に、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら、
誰一人取り残されない世界となるように17の目標を達成することをめざしています。
2020年1月に発足した25名のメンバーからなるSDGsプロジェクトが中心となって、「医療・介護・福祉事業」、「環境・資源対策」、「健康経営」、「人材育成」、「地域貢献」の5つのテーマに集約し、SDGs方針を策定しました。誰もが住み慣れた街で安心して暮らし続けられる持続可能な「地域包括ケア×SDGs」の構築に向けて取り組んでいます。
プロジェクトでは、オリジナル冊子「SDGsの基礎がよく分かる和光会オリジナルブックレット」を発行し、職員や地域のみなさまへの啓発にも努めていきます。
地域のニーズに応える形で展開してきた医療・介護・福祉の各種サービスの質をさらに高めながら、シームレスに連携し、 地域の皆さんが住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう、地域包括ケアシステムの増強に励んでいます。
訪問診療・訪問看護・訪問介護サービスを含む、高齢者分野の社会福祉施設・事業所をほぼすべて網羅し、
ご利用者の容態やご家族のご希望に合わせて柔軟に対応しています。
重症者や看取りにも迅速かつ柔軟に対応した在宅支援体制の充実を図り、医療と福祉の総合力を更に高めていきます。
シームレスな連携
食品ロス問題に積極的に取り組み、災害用備蓄食材などの賞味・消費期限を細かくチェックし、
不要な食材廃棄が起こらない工夫も施しています。
それらを昼食の食材として消費するなど、グループ内での食品循環を行っています。
また、ペットボトルキャップを回収してワクチン支援を行う取り組みにも古くから参画するなど、
環境・資源対策を積極的に行っています。
今後も法人内照明のLED化の推進やエコマーク・グリーン購入法適合商品の購入促進などにも取り組みながら、
地域環境に優しい活動を行っていきます。
2011年からはミツバチはちみつプロジェクトとして、養蜂に取り組んでいます。
ペットボトルキャップの洗浄、仕分け
岐阜県で初となる「プラチナくるみん」取得をはじめ、女性活躍推進法に基づく「えるぼし」、「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」の認定など、職員の支援に和光会グループは全力で取り組んできました。
子育てや家族の介護、職員の病気療養などさまざまなライフイベントにも多様な働き方を選択できるように体制・制度を整備しています。
LGBTを取り巻く課題にも目を向け、すべての職員が生きがいと働きがいを持って活躍できる場を提供し、心身ともに健康で、自身と家族、そして地域の健康づくりに貢献します。
プラチナくるみん(厚生労働省)、くるみん(厚生労働省)、えるぼし(厚生労働省)、トモニン(厚生労働省)、
岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業(岐阜県)、ぎふし共育・女性活躍企業(岐阜市)
すべての子どもに質の高い教育と保育を提供する認定こども園を運営し、未来を担う子ども達の生きる力を育んでいます。
また、職員のキャリアアップをハード・ソフトの両面から支援するとともに、シニアや外国人材、障がい者の雇用促進・育成にも力を注いでいます。
介護人材の育成と環境改善に積極的に取り組んでいる証として、岐阜県介護人材育成事業者認定制度の最上級位「グレード1」を取得。
自治体と連携して全県規模での介護人材の発掘と育成も進めています。
地域のみなさんが住み慣れた地域で安心して、末永く健康に過ごしていただけるよう、認知症カフェや在宅医療推進フォーラム、小学生向けの高齢者疑似体験などを開催し、健康の維持・増進に貢献します。
地域清掃の定期実施や祭事の開催、職員の地域行事への積極的な参加を通して、「まちづくり」の活性化に継続して取り組んできました。
高齢者や子育て中の母親の孤立解消と居場所づくりの場として有効な「地域ふれあいサロン」、「ひなたぼっこくらぶ」を運営し、
誰一人取り残さない地域社会の実現に努めています。
和光会グループは、2020年5月から岐阜県が主導する「清流の国ぎふ」SDGs推進ネットワークに参画しています。同年6月に開催された岐阜圏域セミナーでは、和光会グループのSDGs取り組み事例を発表しました。
『清流の国ぎふ SDGs推進セミナー』で取り組み事例の紹介
2023年11月、「清流の国ぎふSDGs推進フォーラム2023」において「SDGs推進ゴールドパートナー」の登録認定証が授与されました。
和光会グループは2020年にSDGsプロジェクトを発足し、2021年度からは岐阜県のSDGs推進ネットワーク会員をけん引し、県とともに県内のSDGsの輪を広げるリーディング会員として認定を受け、SDGs関連イベントや講義の実施、「地域包括ケア×SDGs」を基本理念とした地域共生社会の実現に向けた活動など、「環境」「社会」「経済」の三側面において、積極的に取り組みを進めてきました。
そして、この度、優れた管理体制をもって重点的に取り組んできた実績が評価され、ぎふSDGs推進パートナーの「ゴールドパートナー」として認定されました。
今後も、和光会グループは岐阜県のSDGsの目標達成をけん引する事業者として、職員一人ひとりが日々の業務においても「直接的もしくは間接的にSDGsに貢献している」ということを意識しながら取り組むことで、地域の方々から愛され、信頼される法人でありつづけることを目指します。
2024年6月、和光会グループは瑞穂市におけるSDGsの達成に向けた取り組みを宣言し、「瑞穂市SDGsパートナー制度」に登録いたしました。
2023年12月19日
「第5回SDGsこどもミーティング」の様子がテレビ放映
CCN「エリアトピックス」
岐阜県で取り組んでいる、身近に実践することができる地球温暖化防止に関する10の取組みを「ぎふエコ宣言」として、宣言しており、和光会でも取り組んでいます。
和光会グループSDGsプロジェクトは、地域の皆さんとともにSDGsに取り組んでいきたいという観点から、「SDGsの基本がよく分かるオリジナルブックレット」を出版しました。
SDGsの基本的なことから、個人で今すぐ始められる取り組み、和光会グループとしての取り組みなどを紹介しました。
SDGsを「自分ごと化」したいとお考えの方に、ご一読いただければ幸いです。
全70ページ A5版 オールカラー 定価 1,200円(税別) |
第1章
知っていますか? SDGs
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第2章
私にもできる! SDGs
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第3章
和光会グループとSDGs
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