2022.01.28
~イロドリ~
こんにちは!九重町デイサービスセンター笑来庵(わらくるあん)の杉野です。
本日は昼食準備の際のエプロンについてご紹介します。
これまでは手洗いや消毒・手袋・マスクなどの感染症対策を行いながら事業所の昼食の準備をご利用者さんと一緒に取り組んできました。
そこに今年からカラフルなエプロンと三角巾を導入しました。衛生的な部分ももちろんありますが、明るい色で、少しでも気分良く活動に取り組んでいただきたいと思い導入しました。
ご利用者さんからも笑顔で「いつもと違うスタイルだわ」「派手なエプロンねぇ」
「じゃあ私はこっちの色のをお願い」など上々の反応でした。
色を選んだスタッフも一安心です。
活動への参加意欲についてお話しすると、認知症という疾患には少なからず関わっています。
「意欲の低下」「閉じこもりがちになる」など、認知症の症状と言われるものですが、全てではありませんが、認知症の疾患が直接的に意欲を低下させたり、閉じこもりがちにさせているわけではありません。
認知症には物忘れなどの記憶障害や、物や場所、時間、人などの認識が不確かになる見当識障害など、中核症状と言われる症状と意欲の低下などのBPSDと言われる症状、ご本人の性格や人となり、性格環境などの背景から起こる症状があります。
BPSDのような症状の緩和の為には環境を整えることがとても重要です。
そう言った部分では今回のエプロンのように「明るい気持ちになれる」「いつもと違うことが不安ではなくて楽しみに感じる」ような状況を作っていくことがスタッフにとって重要で腕の見せ所だと感じ、意識をしながらスタッフ一同、ご支援を行っています。