介護で離職しないために |和光会グループ介護事業部のブログ ケアプランセンター寺田

居宅介護支援

介護で離職しないために

節分👹も過ぎ、少しずつ寒さが和らいできた気がします。
今月もケアプランセンター寺田 本梅がお伝えします。

今年度もあと1ヶ月と少し・・。人生の節目を迎える方も多いかと思います。
先日、担当しているご利用者さんの娘さんよりこんな相談を受けました。
「年度末が近づき、来年度の事を考えるとこれからどんどん介護が大変になってくると思うの。そんな中で、仕事と介護を両立させる自信がなくて・・。仕事を辞めなくてはいけなくなるのかな。」
高齢のご両親を介護されている娘さん。
少しずつ認知症が進み、身の回りの事に助けが必要になっているご両親。
たびたび体調を崩し病院へ連れて行ったり、看病をしたり・・と仕事を休む機会も増えています。

家族の介護を理由に仕事を辞める前に・・

介護育児休業法で定められた制度に「介護休業制度」「介護休暇制度」「介護のための短時間勤務等の制度」があります。
育児休業や休暇、短時間勤務制度に関しては以前より取得しやすくなっていると聞きますが、介護休業や休暇、短時間勤務はまだまだ浸透していないのも取得しづらさの原因となっている気がします。
介護休業や介護休暇は「自分が介護を行う期間」だけではなく「仕事と介護を両立させるための制度を整える期間」としても利用ができます。
もし、急に家族の介護が必要となったらまず、職場へ上司へ相談をし、仕事を続けられる体制を整える相談をしてみてはいかがでしょうか?
厚生労働省が「介護離職ゼロ」についてのリーフレットを発行しています。

労働基準監督署や公共職業安定書での相談窓口があります。
介護により、離職や生活状況を変えなくてはいけなくなる前に、制度を知っておく事が大切だと思います。

ケアマネジャーとしては、ご利用者さんの自立につながり、助けが必要なところに介護保険サービスを調整すると同時に、介護をされているご家族の支援も必要だと考えます。

そのために、介護保険制度以外の制度や支援も学び、情報共有をしています。

ケアマネジャーとしてお力になれる事があれば・・・
お困りごとやご相談事、話を聞きたいなど・・・ありましたらいつでもケアプランセンター寺田までご連絡ください。