皆さまこんにちは。
ケアプランセンター寺田、ブログ担当の本梅です。
ケアプランセンター寺田には８人のケアマネジャーが在籍しています。
ご利用者さんやご家族と関わらせていただく中で、自らが見つめ直す事や気づく事が多くあります。。。
その中で先日、ご自宅をお邪魔した際に心に残ったお話があると、他のケアマネジャーから聞きました。とても心に残る内容でしたのでご紹介させていただきます。

最近、ご利用者さんの認知症の症状が進行しており、ご家族の悩みとなっています。
夜、眠ることが少なくなり、夜通し部屋の中のものをあちこちに移動させてしまい、いろんなものがどこへ行ったか分からなくなる。玄関のカギを開けて、外へ出て行こうとしてしまう。意味なく怒鳴ったり、声を荒げたりする事もあります。
元々、いつも笑顔で穏やかな印象の方でしたから、月ごとにご様子がかわってしまうお母さんにご家族は落胆し、こちらから見ていても心が苦しくなります。

「でもね、お義母さん、いつも最後には“ありがとう”って言うの。それは変わらない。昔からそういう人だったの。その様子を見るたびに“ああ、やっぱりお義母さんだなあ”と思うの。」と長男のお嫁さん。
「私も、自分に何が起きても、どうなっていても揺るがない自分というものをこれからの行動で身に付けたいと思う。１０年で変えることできるかな。間に合うかしら。」と・・・。

ともすると、気が重くなりがちな中で、お義母さんの姿から学び、生かそうとするお嫁さんの心持は素敵だな～と感じた出来事でした。
私の１０年、自分に何が起きても揺るがない、これが私！とわかる姿・・・
これからどんなことを習慣として積み重ね、自分のものにしたいか、考えてみようと思います。

写真は、旧寺田ガーデンの中庭です。
４月には満開の桜が楽しみです。また春にご紹介させていただきます。