ケアプランセンター寺田　本梅です。
卒業、入学の春・・我が家の末っ子も先日、入学式を迎えました。少し大きめの制服を着て登校していく姿を頼もしく思い、今朝も見送りました。
桜の開花や、花壇に咲くチューリップやきれいな花を見ると、毎日バタバタと過ごしている中でも、ホッと立ち止まり心が癒されるという方も多いのではないかと思います。

写真は、私が担当するご利用者さんのご自宅にある「カネノナル木(金のなる木)」です。
毎年、時期になると花を咲かせていたそうですが、「いつもポツリ、ポツリと咲く程度だったけど、今年はこんなにたくさん咲いたの。うれしい。神様が頑張れ！と応援してくれるのよね。」とご利用者さんの奥様。
お花の手入れが趣味のご利用者さんが、今年の年明けから体調を崩され、ベッド上で過ごす時間が長くなっています。全く手入れができておらず、奥様も心配されていたそうです。

「カネノナル木」の花言葉を調べたら、「富」「幸福を招く」「不老長寿」と言う意味がありました。その事をご利用者さんと奥様にお伝えし「大切に育てていたお花たちも応援していますよ。」とお言葉をかけさせていただきました。
「そうだね。頑張らないといけないね。花たちも応援している。早く元気なって世話をしないと！夏にまたゴーヤの苗を庭先に植えないとな・・・。」と塞ぎがちだったご利用者さんの元気な笑顔を拝見できました。

ご家族だけでなく、大切に育ててきた植物たちもご利用者さんの元気になる姿をまっています。
今回、ふとした会話からご利用者さんの励みに繋がり、ケアマネとしてもうれしい出来事でした。夏には元気に奥様とゴーヤの苗を植えられる様になることを願っています。