2022.04.15
ご家族との語らい
こんにちは、ケアサポート岐阜25の小粥と申します。
和光会に入社し、定期巡回の訪問を夢中でしているうちに6年の年月が経ちました。
6月には定年を迎えます。年齢はベテランの域に達しましたが訪問介護の奥深さにやりがいと楽しさと大変さを感じているこの頃です。
さて、今日は定期巡回の訪問で出会ったご夫婦の事を紹介したいと思います。
ご主人が倒れ、入院後自宅での介護を決意し、初めての介護に戸惑いもありながらも、いつもてきぱきと行動されています。忙しく体力的にも大変な中、いつも玄関には季節を感じるディスプレイで私たちを迎えてくれます。
奥様の手書きの絵手紙や、かつて元気だったころにご主人が作った木工作品。見ているとほっこりとし季節を感じる事が出来ます。お話を伺うとご夫婦とも教員だったこと、定年後にご主人は木工細工に夢中になり、教えに行ったりするほどの腕前だったようです。現在の自宅は元々工房小屋だったのよと話される。寝たきりで会話もままならないですが、ご家族からのお話を聞くとご利用者さんの人生の一端に触れる事が出来ます。この出会いに「ありがとう」「大事にしよう」「心を込めて行おう」と自然に思えてくるのです。
もう次の季節の飾りが私たちを迎えてくれています。めぐるめぐる季節の様に、定期巡回の訪問介護も出会いと別れを繰り返しています。どんな場面のご利用者さん家族にも、心を寄せていける訪問介護をこれからも提供し続けたいと感じています。