こんにちは！　メディコート岐阜師長の安江です。
昨年７月にメディコートに配置となり６か月が過ぎました。

私は、40数年看護師で病院勤務でした。今回医療特化型有料老人ホームに配置となり、初めての経験ばかりです。素敵な出会いや軌跡を見ることができました。ジェームズアレンの「原因と結果の法則」は有名ですが、同じように「奇跡」は関わる全ての人の努力の結晶結果です。今後、メディコート岐阜のブログではそれらをナラティブストーリー（物語）で連載いたします。

 

第１回「親子の絆と99歳の奇跡」

8月のある暑い日の夕方、上司から「明日急遽入居する人がいるからお願い」の電話が入った。99歳女性で看取りを目的にご家族の面会を自由にしてもらう為。しかし、そのご家族は仕事終了が18時であり、面会時間には間に合わなかった。朝7時の出勤前に面会を許可し（本来は9時）、入居後の生活が始まった。入居時は開眼することや声を出すなど全く反応がなかったが、2日程して「おはよう」「気を付けていってらっしゃい」とにこやかにご家族を見送る姿があった。ご家族はびっくりし喜ばれた。そのおだやかな生活は3か月間程続いた。最後は数日間付き添い見守りの中、静かに永眠されご家族は満足された。それを支えたのは訪問看護・定期巡回介護士・リハビリスタッフ等であり、関わったすべての方の笑顔は努力の結果と物語っている。