2022.05.04
介護の仕事でよかった①
認知症対応型通所介護 笑来加納(わらくるかのう)の松葉です。介護の仕事を始めたのは30歳目前。『事務の仕事は年を重ねていっても続けていけるのか』と、思い始めた時に「おじいちゃんがおなかに水が溜まって体がつらいと言っても何も出来ない」「おばあちゃんが寝込んでしまっても怖くて目やにを拭くことが出来ない」という事が重なり、無資格で飛び込んだ介護職です。
その時は母親を看取るとは想像すらしていませんでした。栄養を考え子どもの好きなものを作り、家をきれいに整え、子供たちが帰ってくるまで、どんなに疲れておやつは食べても 笑 ご飯を食べず待っている母親でした。去年の2月、病気が分かり入院。自宅に戻ってからの12日間は、仕事の仲間に助けられ、仕事をつづけながらも最後の瞬間を一緒に過ごし看取ることが出来ました。
「仕事に遅れて出勤する。行けない」と言っても「大丈夫です。」「いいよ」と言ってくれた仲間がいるので、1年を過ぎても「親のありがたみ」や「寂しい」と話すことができます。任せることが出来るのは心強い事です。今の仲間に出会えてよかったです。
両親は季節の行事を大切にする人でした。
「今日は何の日」をご利用者さんに話すとき、季節を感じて欲しい時にはその月に合った花や季節の行事の話をするようにしています。
土筆(つくし) ボケの花 桜 雑草(せり・どくだみ・みつば)