小規模多機能型居宅介護ってどんなサービス?② |和光会グループ介護事業部のブログ ファミリーケア本巣うぐいす庵

小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護ってどんなサービス?②

みなさんこんにちは。ファミリーケア本巣うぐいす庵の乙部です。

前回の続きで小規模多機能型居宅介護(以下、小多機とします。)について説明します。

前回の内容『小規模多機能型居宅介護ってどんなサービス①』
小規模多機能型居宅介護ってどんなサービス?① |和光会グループ介護事業部のブログ (wakokai.or.jp)

前回は『通い』『泊り』『訪問』の3つのサービスを1つの事業所で柔軟に対応するのが小多機ですよと説明させていただきました。

では実際の事例をご紹介したいと思います。

介護サービスを利用するのに抵抗があり、体験利用をしても知っている人がいないからもう行かないとサービスの利用が出来なかったAさん。

はじめは『訪問』サービスで定期的にお家に伺い、体調確認をしたり談笑をしたりすることで知らない人から知ってる人への人間関係の構築を行いました。

『訪問』を続けているうちに天気が良く、本人の気分が良い日に一緒にドライブをすることになり、施設までドライブをして施設を喫茶店代わりにコーヒーを飲んで帰るということを何度か行いました。
※『訪問』から『通い』へのその場での切り替えを行いました。

そうすると施設も知らない場所からコーヒーを飲みに行く場所に変わり、知っている場所になります。施設にいるご利用者さんともお話をする時間を作り施設のご利用者さんも知っている人になります。

施設にいる時間も自然に長くなっていきお食事も食べられるようになり、今は朝から夕方まで『通い』サービスを利用し過ごしていただけています。
小多機の柔軟に対応できるメリットがあるので『訪問』に伺い様子を見て『通い』に変更できると思ったときに変更し来所していただく。ご利用者さんの気分によってサービスを切り替えながら対応することで介護サービスを利用することが出来るようになったという事例です。

『通い』『訪問』『泊り』を同じ事業所で行っているため対応するスタッフも同じです。
知っている人が施設に一緒に行ってくれて施設の中にも知っている人がいるというのはご利用者さんにとっては安心できるものです。

これが3つのサービス(『通い』『訪問』『泊り』)を1つの事業所で行い柔軟に対応できる大きなメリットだと思っています。

次のブログで料金についてご説明させていただきます。