2021.11.16
高齢者疑似体験(席田小学校)
みなさんこんにちは(*^▽^*)
ファミリーケア本巣うぐいす庵の乙部です。
以前席田小学校で認知症についての授業を行ったことをブログに上げさせていただきました。
今回は小学校からの依頼で高齢者疑似体験を行ってきました。
高齢者疑似体験とは・・・
疑似体験装具(特殊眼鏡、手足の重りなど)を装着して、日常生活動作を擬似的に体験することにより、加齢による身体的な変化(筋力、視力、聴力などの低下)を知り、高齢者の気持ちや介護方法、高齢者とのコミュニケーションの取り方を体験的に学ぶことです。
小学校6年生の皆さんに、80歳のおじいちゃんおばあちゃんになってもらい階段の上り下り、買い物、新聞、飲み物、お箸、車いすの体験をしていただきました。
ペットボトルのふたを開けて水をコップに注ぐのに『ふたが空けにくい』『うまく注げない』といった事や、新聞のテレビ欄から番組を見つけてもらう時にも『新聞を顔の近くまで近づけても見えない』といった実際に高齢者の方が苦労していることを感じていただけました。
体験では1人10分ほどの時間でしたが、高齢者の方はこの状態でずっと生活していると伝えると『大変』『つらい』『手伝ってあげたいと思った』という感想をいただけました。
車いすの体験でも、車いすを見たことがあっても実際に操作をしたことはあまりなくちょっとした段差を登っていただいてみたら『一人では登れない』『手伝ってもらってもすごく力がいる』ということがわかったようでした。
高齢者の方が苦労していることは何となく知っていても実際にどのくらい大変であるかを体験していただくことで高齢者の方の気持ち、介護の仕方などを知っていただけたのではないかと思います。
周りで困っている方がみえたらぜひ優しく声をかけてあげてくださいとお伝えすると、『わかりました。ぜひ声をかけたいと思います。』と元気に答えてくださいました。
この体験を生かしてやさしさの輪が広がっていけばいいなと思っています。