2024年10月29日
「認知症対応力向上研修」を開始 〜BPSDの予防と早期発見に向けた研修強化〜
和光会グループでは、長年にわたり認知症ケアに必要な知識・技術を備えた職員の育成に取り組んできました。今年度はこの取り組みをさらに強化し、「認知症対応力向上研修」を新たに開始しました。初年度の今年は、認知症の行動・心理症状(BPSD)の予防および早期発見をテーマに、全5回の研修プログラムを実施しています。
本研修では、認知症介護指導者として豊富な実績を持ち、外部からも多くの依頼を受ける常務理事の藤原が講師を務めます。藤原の専門的な指導を直接受けられる貴重な機会に、現場職員からも大きな期待が寄せられています。
10月16日(水)に実施された第1回目の講義には、認知症介護実践リーダー研修修了者や今後の受講予定者、現場で認知症ケアのリーダーを務める職員など14名が参加しました。講義では、認知症の基礎知識、ケアの理念、関連施策、意思決定支援について学び、参加者は認知症ケアの基本的な考え方を再確認し、現場でのチームケア推進に必要な要点を整理する機会となりました。
次回の第2回研修は11月6日(水)に開催予定で、「チームケアを構築するリーダーの役割」をテーマに、リーダーシップの重要性についてさらに深掘りする内容となっています。今回の研修を通じて、和光会グループではBPSDの予防と早期発見に向けたチームケア体制の一層の充実を図り、質の高い認知症ケアの提供を目指していきます。