風土改革で社長の意識が変化
- 山田理事長
- 御社はSDGsに積極的に取り組んでいますね。
- 西岡社長
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実は1999年の創業時、弊社は恥ずかしながらいわゆるブラック企業でした。私の口癖は「利益を上げろ」でしたし、社員さんからも信頼されていなかったと思います。しかし、青年会議所で活動しているうちに、自分がパワハラ社長だと気づきました。そこで、自らトイレ掃除を行うなど、社内の風土改革に取り組み始めたところ、「私には関係ない」と言っていた社員さんの意識が変化し始め、「このままではいけない」と、徐々に ”自分ごと”として捉えるようになってきたのです。
2018年にSDGsを知りましたが、事業を通してすでに取り組んでいることが多く、「SDGsは、社会の課題を事業を通してどう解決し、どう持続可能な未来にするのか」とうまく転換してくれました。
低価格・高品質の住宅を提供し、子どもの未来に希望を
- 山田理事長
- SDGsに取り組むことで、建築業界の中での差別化や御社のブランディングにも繋がっていますね。
- 西岡社長
- 一人親や外国籍の方、高齢者など、まじめに働き、納税もしているのに住宅購入を諦めた方に、低価格で高品質の住宅を提供できれば、余剰金はお子さんに回せて未来に希望を持てます。それが780万円から購入できる「SUNSHOW夢ハウス」です。棟数を増やし、志を同じくする全国の工務店と資材を共同購入することで、どこよりも安い仕入れ値を実現しました。下請け、孫請けの悔しさも理解していますので、SDGsの観点からも、皆が均等な利益を得られるようにしています。
- 山田理事長
- 医療分野でも医療サービスだけで完結することの方が少ないものです。我々も急性期病院の治療が終了した方の自立を支援するために、介護サービス等との連携や協働が必要です。
- 西岡社長
- 今後は高齢者の社会課題に取り組めたら…と思っています。介護業界、医療業界、そして住宅業界が手を取り合い、社会保障費の削減に貢献できればと。連携できることがありそうですね。
- 山田理事長
- そうですね。我々も医療と福祉を通して、いつまでも安心して暮らせる地域づくりに貢献したいです。今回は、ありがとうございました。